2017年3月23日木曜日

思い込み




スーパーのレジ打ちをやっていた女性が
やめて、ディサービスで働くようになりました。

「スーパーの方が楽じゃなかったですか?」と尋ねると、

でもね、レジも大変だし、なによりこっちの方が楽しいんです。
私の友達も、ディサービスで働いているけど、
その友達の話を聞いて、この仕事に就いたんです。

友達がいうには
ずっと自分で食べることができない人がいて、
その人に「自分で食べたい?」って聞いたら
「うん」と頷いたんですって。

それで友達は、「自分で食べさせてあげたい」と思ったらしい。
そこからコツコツ努力して
自分で食べられるようになったんですって。

8年かけてよ。

私、それを聞いてすぐにレジ打ちやめたんです。
友達にできたんだから、自分にもきっとできるって思ったんです。
友達もそう言って励ましてくれたし。

友達もデイサービス始めたとき、「なんで自分で食べられないのか?」
素朴な疑問を持ったらしい。
みんな無理だと思い込んでいただけなんです。

『思い込みはずせばいいのよ」って友達がいうのよ。
すてきだと思ったのよ。

転職してよかったよ思っているわ。







2017年3月21日火曜日

忘れないでほしい




春のお彼岸
 
3月17日(金):彼岸入り
3月20日(月):彼岸の中日(=春分の日。祝日)
3月23日(木):彼岸明け

3連休にお墓まいりをされた方も多かったと思います。

お彼岸には、お迎え団子(入り団子)と、春の彼岸には「ぼた餅」お供えします。

お迎え団子は丸い団子のこと。

春の彼岸には「ぼた餅」、秋のお彼岸には「おはぎ」。
似ていますがぼた餅とおはぎは餡子が違います。
ぼた餅はこしあんですが、おはぎは粒あんです。

収穫が秋なので、秋のお彼岸には豆の粒を生かしたおはぎを使い、春には粒を潰します。

食べる時期は、お彼岸の中日である春分の日と秋分の日。それぞれ一回だけです。

仏壇、墓前・・・大事なのは故人を偲び「いつもありがとう」「元気にしてますか?」と祈りとともに声をかけることだと思います。




アメリカのコメディアン、ジョージ・カーリン氏が奥さんを失くしたときに、ボブ・ムーアヘッド牧師の言葉を友人に伝えたといいます。

そのときの言葉がこれです。



ビルは空高くなったが、人の気は短くなり
高速道路は広くなったが、視野は狭くなり
お金を使ってはいるが、得る物は少なく
たくさん物を買っているが、楽しみは少なくなっている
家は大きくなったが、家庭は小さくなり
より便利になったが、時間は前よりも少ない
たくさんの学位を持っても、センスはなく
知識は増えたが、決断することは少なくなっている
専門家は大勢いるが、問題は増えている
薬も増えたが、健康状態は悪くなっている
持ち物は増えているが、自分の価値は下がっている
生計の立て方は学んだが、人生を学んではいない
長生きするようになったが、長らく今を生きていない
月まで行き来できるのに、近所同士の争いは絶えない
急ぐことは学んだが、待つことは覚えず
計画は増えたが、いまだに成し遂げられていない
たくさん書いているが、学びはせず
情報を手に入れるコンピューターがあるのに、コミュニケーションはどんどん減っている
体は大きいが、人格は小さく
利益に没頭し、人間関係は軽薄になっている
世界平和の時代と言われるのに、家族の争いはたえず
夫婦でかせいでも、離婚は増え
家は良くなったが、家庭は壊れている

忘れないでほしい
愛するものと過ごす時間を、
それは永遠には続かないのだ
忘れないでほしい
すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたの唯一の宝物を抱きしめるのには、お金は1円たりともかからない
忘れないでほしい
あなたのパートナーや愛する者に、
心を込めて「愛している」と言うことを
忘れないでほしい
もう逢えないかもしれない人の手を握り、その時間を慈しむことを
人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない
どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ
"Life is not measured by the number of breaths we take, but by the moments that take our breath away."
越前海岸 水仙

越前海岸 水仙




自分の人生のある場所で暮らすって素敵なこと。
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