2016年3月25日金曜日

女の子にはベタベタの愛をいっぱい



女の子と、男の子、二人の子を持つお父さんが言います。
『女の子は複雑です。なにを考えているのかわかりません。それにずる賢い。その点、男の子は単純です。」

人、特に女性は生育期から人に関心を持つので、男の子よりコミュニケーションが複雑です。
そして人と共感し、かわいいものと一体化します。
女性は生まれながらにして人と交わることが好きにできているのは、それが快感だからです。
歴史に育まれたDNAなのかも知れません。
たくさんの人から可愛がられることを通じて、自分にとってもっとも大きな心地よさに通じる質の高い愛情を試行錯誤しながら発見しょうとします。
これが男の子と比べて複雑でずる賢さにつながっているのです。
しかしこの作業こそ、成人した後の女性、母親としての能力開発そのものなのです。
子どものときに体験した、うわべだけの愛、下心のある愛、無償の愛まで様々な愛情体験のなかから、本物の愛を見分ける能力を高め身につけていきます。
子どもにとって最大の不幸は無償の愛を受けることができなかった場合です。
子どもは与えらた範囲でしか愛を理解できないからです。
成長のプロセスの核は「気持ち良さ(快感)」です。
愛されたときに気持ち良いと感じる子どももいれば、
運動しているときがもっとも気持ち良いとと感じる子もいれば、
勉強しているときに気持ち良いと感じる子もいます。
なにが一番気持ち良いかは人によって違います。
この「快」体験が記憶として強く残っているので、成人しても求めます。
「快」体験を再現しながら生きることが「自分らしく生きる」ことだと感じるのです。
もし「快」体験と遠く離れた生き方しかできないと違和感、不快感を感じ、不満を抱くようになります。
この点は男性も同じです。
十分に愛され、本物の愛を見分ける能力を身につけた上で、自分らしい生き方ができることで、人は互いに尊重できる能力を身につけます。
十分に愛された体験がないと、自己否定感が強まるで自己受容できません。
自己受容ができないと他者を受容することもできないので、尊重することができなくなります。
社会生活を営む上で、うわべの尊重はできても相手を尊重しているわけではないので、共感できません。
共感できないとは、相撲が好きで熱心に見入っているパートナーを見ても微笑ましく思えないということです。
一緒に暮らしていても1の喜びが10になり100になることはないのです。
とっても寂しいことです。
この起点が生育期にあることに注意が及べば、想像以上に子育てがとっても重要だとわかります。
特に女の子にはベタベタ、たっぷりな愛を注いであげましょう。
その愛がやがて何倍にもなって周囲の人に注がれるようになります。



2016年3月6日日曜日

ひとり旅ができる人は生活感度が高い


ひとり旅は、誰にもできそうですが実際にはそうもいきません。特に外国ではそうです。
いつも自己責任がついて回ります。ちょっとした勇気や計画する力、目標設定スキルなど、ライフスキルが24時間求められます。

「ひとり旅」ができる人は恋愛能力が高い

自分には、外国の女ともだち(元カノも含まれますが、大勢は英語で言う「ガールフレンド」ではありません。)が結構います。
彼女たちの特徴は「ひとり旅」ができること。日本人はあまり一人旅をする人が少ないですが、人間関係の仕方もやはり違います。家族との関係も日本の女性と微妙に違います。離れている分いつも気にしていますが、もたれ合わない。その多くの人は、使うお金も自分より家族に使っています。

人を想いながらも、自分だけを頼りに生きる一方で、良くも悪くも距離がうまくとれない不器用さが潜んでいるように思います。この細やかさに恋愛能力の高さを感じます。



毎日がキャンプ

旅をしているとたくさんの国のたくさんの人に出会います。女子に限らず一人旅には、自己責任が常について回ります。生活する環境だって、その時々で随分変わります。毎日がキャンプのような感覚です。ひとりで食事をするのはもちろん、どこにでもひとりでいられるタフさがなければ「ひとり旅」はできません。実際、女ともだちのふたりは一年間、海辺にテントを張りそこから会社に通っていました。(このふたりは特別にクレイジーですが)

だから「ルームシェア」という感覚も自然についてきます。裏返せば常に危機意識を持ち続けることになります。


不器用でも精一杯生きてみたい

人生は一度限り。精一杯生きてみたい欲求が強くなければ、「ひとり旅」または「(外国での)ひとり暮らし」はできないと思います。その反面、日本国内で暮らす外国人を見ていて思うのは「アウトサイダー」が多いこと。どこの国でも同じだと思います。
もともと不器用なのかも知れません。目的志向をめざしながらも、自国で活躍の場を見出せなかった人が「ひとり旅」している確率が高いと思います。その外国での体験を生かして自国に帰って仕事している人が多いと思います。

だから決してカッコいいことだとは思いませんが、自国でウダウダ甘えながら暮らしていることを思うと断然、潔いいいと思います。



出会いを大切に

この種の人には買い物にはほとんど興味を示しません。観光という意識がほとんどないのも共通しています。それよりも体験。しかも出会いに関心が強いのが特徴的です。



共通のテーマは「生きてること」

私たちの出会いはほとんど職場を通じてですが、その特徴は職場を離れると疎遠になることです。共通の課題が「仕事」だからです。
自分に外国の女ともだちが多いのも、共通の課題が「生きてること」だからです。もっというと「あり方」です。
そもそもの出会いがそうだからです。彼女たちとは20年からのつきあいです。滅多に会わないけど、連絡はまあまあ取り合っていて、しかも家族とも親密です。不思議ですね。ひとり旅での出会いだったのに。同じ外国人でも「仕事がらみ」では長続きしません。


リスペクトしていない人にどう思われても気にしない

ひとり暮らしだった元カノのひとりは、遊びに行った先で知り合った女性をワンルームのマンションに連れて帰って同居しました。その彼女はやがてガールフレンドになりますが、自分が入院した時は、互いに見舞いにきていることが気に障って、病室でバトルをはじめる騒ぎに(笑)ナースさんもびっくりです。

以来犬猿の仲になってしまいますが、メンタルの強さは「ひとり旅」または「(外国での)ひとり暮らし」には不可欠ですね。このふたりは味方も多いけど、その何倍も敵が多いトラブルの種のような存在でした。(笑)リスペクトしていない人になんと思われても気にしないのです。


自分と他者を比較しない


ひとり旅には自由時間がたっぷり。おもしろいこと、楽しいことが大好き。ポジティブな空想が好きでも、ネガティブに感傷的になるようでは「ひとり旅」または「(外国での)ひとり暮らし」はできないようです。カップルを見て落ち込んだり寂しくなるようなメンタリティーでは生きていけません。だからといって恋愛に関心がないわけではありません。ただ自分と他者を比較しないだけです。












2016年3月1日火曜日

心に愛情の花咲く樹を育てませんか。



たとえば朝晩の家庭での家族間の挨拶、職場における親しみある挨拶は、人生全般に対してプラスに作用する「陽性のふれあい」となり、心のあたたまる体験となって建設的なエネルギーに発展します。

ところが相手が挨拶をしているのに、無視して応えないとすれば、たちまち相手に対する「陰性のふれあい」になり、その場の交流のみならず人生全般にマイナスの作用を引き起こします。最近は挨拶しても返さない人が増えていますが、これが「陰性のふれあい」の日常化の要因の基礎になっていると言っても過言ではないでしょう。

しかし、人は「陽性のふれあい」を求め続けるものであり、それがうまくいかないと「陰性のふれあい」でもいいからふれあいを求める生き物であることを決して忘れないでください。これはとっても重要なポイントです。


いわゆる「ツンデレ」というのは、
恥ずかしさから、「陽性のふれあい(デレ)」と「陰性のふれあい(ツン)」が場面、場面で変わる現象です。

自分なんかも愛する彼女が「ツンデレ」なら、面倒臭いとは思うものの、愛する人だからそれもポジティブに受容してしまいます。受容できない位なら、そういう関係にはなりたいとも思いません。

心から愛したなら、じっくり時間をかけて、相手のペースで治してあげたいと思います。彼女には彼女のつらい事情があるわけですから、現象が分かったから、さあ、治せというわけにはいかないと思います。

ふたりの関係ではそういうことでおさまりますが、職場など社会的な状況ではそうはいかなくなります。社会的な状況では、ステークホルダー(利害関係者)がたくさんいるからです。

つまり「陰性のふれあい」の日常化は甘えの日常化がはびこっていると言えるのではないでしょうか。それは言葉を変えると「依存」の蔓延であり、自立しようとしない大人の蔓延なのです。この状態を「最近の若者は”自己中心”だ」と呼んでいるわけです。

すなわちとても短絡的で俯瞰して物事を考える力が育っていないということです。と言うと能力不足という判断に陥りがちですが、それも短絡的で、その最大の理由はふれあい不足によって生じた「自己受容できない」ことにあるのではないかと思います。


自己受容できないと勇気の不足が起こり能力が思うように使えなくなります。挨拶も能力のひとつですが、これをやってみと促してできない人はいないはずですが、現実にはできない人が山ほどいます。つまり挨拶はできるけど陽性のふれあいができないのです。

それでは、あなたと彼の愛情の花咲く樹を育てるために、この問題を紐解いていきましょう。