2016年1月17日日曜日

相性グラムで最適な関係になる




相性グラムは、その関係性で性質が変わります。
夫婦間では良い相性でも、職場では不適切である場合が生じます。

たとえば無邪気な子どもの心が高いとお互いに自由で楽しい関係が築けますが、これを職場に持ち込むと周囲に不愉快な感情を与えてしまうことにもなります。

二人の従順な心が高いと、お互いを尊重しすぎて自然な感情を伝え合うことなく、喧嘩することもありませんが、一方で我慢が募り、いつか爆発してしまうことがあります。これでは職場ではまずまず良くても、挑戦する職場にはなることはできないし、まして楽しい家庭生活を送ることはできません。
二人の大人の心が高いと感情に支配されない、合理的な関係が築かれ、ギプ・アンド・テイクの関係を築きやすくなりますが、ビジネスライク的なは冷たい関係に見える場合があります。仕事ではよくても家庭生活では寂しいものになるでしょう。

二人の保護的な母親の心が高いと、お互いにいたわり合い支え合い、思いやる関係が築かれますので、高齢者カップルには最適な関係が築けますが、挑戦的な暮らしからは遠のきます。

二人の父親の心が高いと、お互いに厳しくなるので、両者の周りに冷ややかな空気が漂い、ちょっとした相手の非が許せなくなり、対立しがちになります。激しい言葉の応戦が起こるか、あるいは逆にお互いに言葉も交わさずに反目する機会が増えます。





このようにベストな相性は、その目的と関係性で変わりますので、良い関係を築くには目的と関係性でバランスをとることが必要です。それには状況に対抗できる力が必要です。

たとえば大人の心が必要なのに、厳格な父親の心を強く出すことしかできないとなれば、円滑な関係は築けなくなります。これを修復するためにも、個人のエゴグラムから出発して順番にエゴグラムの評価を行い、自分を知り、相性グラムの評価に進むように推奨します。

先にお話したように人間には5つの心があります。

  • 厳格な父親の心(CP)
  • 保護的な母親の心(NP)
  • 大人の心(A)
  • 無邪気な子どもの心(FC)
  • 従順な子どもの心(AC)

お互いにある、この5つの心の組み合わせで、良好な関係がつくれます。
特にプライベートな関係では、協力しあえば比較的容易に構築できます。

職場では、その目的でベストな組み合わせを考慮することもできます。



相性エゴグラムを会社に導入したら

白馬入蘆花〜働きがいのある会社はひとりひとりのエゴグラムから




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