2015年5月18日月曜日

幸福を避けてしまう人々


思っていること」と「していること」が違う人ってたくさんいます。

人は幸福になりたいと言いながら、事実そう思っていても、実際には幸福を避ける人がいます。

理想の相手に愛されて、幸せ」というのは人も羨む話です。
でも逃げ出す人がいます。

あるいは難題を次から次に出して相手を困らせ、相手から離れるように仕向けます。
相手の欠点を並べて相手の価値を引き下げ、バカにすることもあります。

目的は同じです。

自信のない自分が傷つかないように、自分が逃げ出しているのです。

会社勤めしていて、猛烈に働き、リーダーシップを発揮して、社内の信望も厚かった人が、重職に就いた途端、無気力になって、挙句は出社拒否、入院、退職、まったく別人のようになってしまった人もいます。

彼、彼女たちは、求めていたものを手にした途端、これまで歩んできた道と、逆方向に向かいだしたのです。自己肯定できない葛藤に苦しみ、幸福を手放してしまったのです。

さて、彼、彼女たちの自己肯定できない感覚は本当に必要だったのでしょうか?
自己肯定ってなんでしょう?過去も未来も関係ない「いまここに在る自分」がすべてなのです。


彼、彼女の不幸は間違った思い込みにあります。それは誰かにインプットされた情報に過ぎないのです。




2015年5月16日土曜日

ただ感情を味わう






人間は感情の生き物といいます。

人が苦しむのは感情の処理がうまくできないことにあります。
悲しい気持ち、痛い気持ちから逃げたいと思っても、逆にどっぷり浸かってしまう。

そんな時には、考えるのをやめて、感情をしっかり見つめてみましょう。

考えても仕方のないことを考えて過ごすより、感情だけしっかり見つめるのです。

子どもは、感情を泣くことで伝えます。泣くなというとさらに泣きます。
これがコミュニケーションの原点です。

言葉で表現できないけど、不快感や不安を泣いて知らせます。
理解されないと、さらに泣いて知らせます。

大人になって、ワンワン泣くことはできませんが、
自分で自分の感情をしっかり見つめる努力はできます。
そんなときに考えると、ますます感情が見えにくくなります。

こういう点は女性の方が得意です。
「泣いたのですっきりした」という表現を男性から聞くことことは、まずありません。

ただ感情を味わう。

誰にも認められたアサーション権であり、それも生きる力です。




2015年5月7日木曜日

現実と理想を逆に見てませんか

面白い本が次から次に出版され、書店に行くと目移りしますよね。セミナーも面白そう。
なのに、どうして人は変わることが難しいのでしょう。似たような経験されていませんか?

今回は、それについて、本当のことを書きたいと思います。

分かっていてもできないのは、難しい話ではなく、自分の中に落とし込めないだけなんですよね。本当はとてもシンプルなことなんです。




身動きできなく原因

私たちが身動きできなくなるのは、どう折り合いつけるのかというややこしいことを考えて、それが整理できないからです。

ようするに考えても分からないことを考えてどうしていいのか分からなくなっているのです。悪いことに、これを現実的な問題と決め込んでします。

あなたの理想を現実にする

しかし一番大事な現実は、「自分がどうなりたいのか」という理想です。これを現実と思わないと、現実はネガティブな問題だらけと錯覚します。

ところが、理想が漠然としすぎてイメージできない。
これでは、「自分がどうなりたいのか」わかっていないのと同じです。
イメージができない程度にしかしていないのは自分なのです。

はっきりとしたイメージができるほど、具体的に考えて、自分のものにならないと「なりたい姿」とは言えないのです。

この状態を放置しておいて、叶うわけがないと言ってしまうと、自分から手をつけないのと同じです。

順番を間違えない

これができない状態で、ことを起こそうとすると、目の前にあるちまちまとした現実の折り合いが気になるのです。この状態で、いくら本を読もうがなにをしようがうまくいくはずがないのです。

目標がない状態と変わらないからです。まず現実に踏み込みましょう。

現実とは「自分がどうなりたいのか」です。

順番は、

  1. 「自分がどうなりたいのか」を具体的かつ鮮明にする
  2. 行動する
  3. 「自分がどうなりたいのか」に環境、状況を合わせる




2種類の人がいる

「自分がどうなりたいのか」に環境、状況を合わせることが難しいとお考えになると思います。

これはいくら説明しても理解困難だと思います。だから「自分がどうなりたいのか」を考えても絵空事と思ってしまう原因になっています。主体性を放棄してしまうのです。(こういう言い方も拍車をかけていると思いますが)

しかし実際には「自分がどうなりたいのか」に集中すると本当に環境、状況の方から変わってきてくれます。努力の結果なのです。

言いたいのは、考える順番が違うということです。一番後でいいのです。それだけです。

自分の理想を自分の現実だと考える人と、
他者の現実を自分の現実だと考える人がいます。

前者には自由があり、後者の人にはありません。
自由とは良心と良識。