2014年11月29日土曜日

自分を幸せにできる人、できない人の違い。



人は頑張ったから幸せになるわけではないのです。

どんな仕事にも「こんなものでしょう」というくくり方をする人と、「ここまでやりたい」と目標を持ってやる人がいます。目標を持ってやることと、どこまでやっても不安で「もっとやらないと」とは見方によっては同じように見えます。見る人の在り方で同じだと見えるようです。

「もっとやらないと、もっとやらないと」と追われているかのような切迫感は自分を信頼できない自信のなさから来るものですが、目標を持って「ここまでやりたい」というのは自分の在り方に忠実なだけで切迫感はなく、苦労と同時に楽しみがあります。プロセスを楽しむことができるのです。

この意識の違いが行動の違い、じぶん力の違いになっています。じぶん力が弱いということではなく、自分のシステムが弱めてしまいます。

もし楽しめないなら心は折れてしまいます。心が折れないようにするために自然と防衛本能が働きます。(防衛本能はありがたいものですが、反面自分を目標を遠ざける特長があるので強い注意が必要です)

「自分は努力しているがそれでうまくいかないのは他者のせい、環境のせい」というように主体性を放棄しますが、前提に「自分は努力している」を置いているので自分では主体的であると錯覚します。しかし他者は誤摩化せても自分は誤摩化せないので、蟻地獄のような負のスパイラルにはまりこみます。

この構造から自分を救うために、「持ち物」「できること(DO)」「資格」など外的な評価に頼ります。外的な評価とは外(他者やうわべ)から見た評価です。他者の評価に依存するので、他者の目が気になります。他者は自分以外の他者も見ているので比較されるような気がして不安がつきまとい「もっとやらないと、もっとやらないと」という切迫感の原因になります。

目標もなく、不足している不足しているというのはとっても疲れる状態ですから、実際には具体的な行動をする前に疲労感に圧倒されて何かをする前に終わっています。だから目標は単なるスローガンに成り下がり、具体的な対策はほとんどないのが特長的です。

一方、内的な評価で満足する人は、自分の在り方(BE)を自分で評価します。難しい話しではなく、自分はこうありたいと思い、それを形にしていきます。それが先に述べた目標を持って「ここまでやりたい」。。。他者と比較して自分はまだまだだなと思うことがあっても、心が折れるようなことはなく、自分も頑張ろうと思い、具体的に目標を持ちます。目標と比較して進捗状況を測ることができます。

この2つの違い。BE(在り方)を自分の中心に置くか、DO(なにをするか、できるか)を自分の中心に置くかで人生は変わります。実際は人生観の違いがBE中心、DO中心の違いになっています。

では人生観の違いとは、どういう違いで、その違いはどうのようにして生じたのでしょう?
実は人間関係の仕方の違いなのです。人間関係の仕方の違いには4つのパターンがありますが、自分でもどのようにして身についたのか、分からないので、自己研鑽を繰り返しても追いつかないのです。これを解くのがライフスキルの見直しです。単なる見直しではなく自分のルーツに辿り着いて丁寧に見直していくのです。つまり自分の仕組みを知って、なりたい自分になるように変えるのです。ライフスキル講座

人は頑張ったから幸せになるわけではないのです。

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