2014年7月31日木曜日

深海でしか生きられない女子力



見た目は可憐で清純派。多くの男性にとって高嶺の花。
「絶対自分なんか相手にされない」と思い込んでしまいますが、本当は結構肉食系女子ということもあります。

その背景には男性に対する怒り、憎しみが潜んでいて自傷気味に関わっていくので、本心で好意を抱いていた男性なら幸運と思うのも束の間「しまった」と後悔してしまうことがあります。平行的な交流ができず、感情のもつれが頻繁に生じて疲れてきて別れるしかなくなります。

このような女性が、特に愛していない肉食系男子に身を任せて、そのまま結婚ということもあります。その一方で自分が好きだった男性を想い続けて悲壮感に身を沈めて暮らす。自滅です。

たった一度の人生をこんなに乱暴かつ安易に過ごしていいのでしょうか?と思いますが、彼女にすれば「復讐するは我にあり」で、なにより快感なのです。愛していないから平行的な交流も続けられるのも、結婚という就職をしたようなもので割り切れてしまうのです。

それほど自分を痛め粗末にするほどの怒り。それは自分を見捨てて愛人に走った父親への怒りが、必要な男性であればあるほど重なって見える。

自己否定されたままの彼女は、自己肯定をするために愛する男性を否定する。男性はなぜこんなことになるのか分からず苦しむ。それこそが彼女の感じた理不尽なのです。

愛する男性にぶつけることで痛みを分け合ってほしいと助けを求めるから結婚後も思い続けているのです。そこにはリアルな人生はなく、自分を見捨てて愛人に走った時から彼女は空想を生きて来たのです。

本当に愛してくれる男性を求め、そして振り向いて愛を示すと、怒りがこみあげてきて愛する彼を傷つけて、自分を傷つける。そんなふうにしてしか、父親とふれあえないのです。そんなことでしか見返せない痛み。愛し合うことを教えられなかった女性は仮面の下の自分の素顔を見ることもなく、泣くしかないのです。


草食系でも、肉食系でもなく、深海でしか生きられない女性。



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