欠点は愛する彼を傷つけない。傷つけるのはあなた自身を否定する気持ち。
人は誰でも多かれ少なかれ自分の欠点が気になるものです。欠点があるから成長もします。
しかし、過度に欠点が気になると、内に向いてしまい、自分を痛めつけます。
このような人が親になると、自分の子どもが鏡のように写る気がするものです。子どもの欠点が気になり、そこに自分を見ます。似ていれば似ている程怒りになります。
変わって欲しい気持ちが募ると、直せ、直せと攻撃的になります。
子どもは言われる程コンプレックスが強くなり、自分を否定するようになります。
そうして、誰かと恋に堕ちると傷が癒される気がします。しかし、それも束の間、やがて自分が思う欠点があからさまになり、捨てられないかと気になります。親でさえあれほどうとましく嫌っていたものを赤の他人の彼が受け入れるはずはないと思います。
すると、彼から確信を引き出したいと思うようになります。嫌われても傷つかない相手なら気にもしないし、傷もつかないけれど、好きであればあるほど気になり、これでもかというくらい試します。欠点は誰にもあることと、理解し受け入れていた彼も、執拗に傷つけられると、疲れてきます。続くと別れることを決意するようになります。
お分かりですか?
欠点で嫌われるのではなく、自分を自分が否定するために傷つけられて疲れ果てて、続けられなくなるのです。
あなたはなにが起こったのか、分からないままです。
嫌われるのが怖くて、捨てられるのが怖くて、ただ本当に私を愛し続けてくれるのか?と聞いただけだからです。
でも相手にはそうは聞こえません。
最初の内は、そう聞こえたことも、繰り返されえることで、「あなたの愛は本物ではない。いつか裏切るはず」と言い続けられたように聞こえたのです。
真実の愛であればあるほど傷つきます。
「これほど思っているのにどうして信じてもらえないのか」
もし、真実の愛がなく、遊ぶつもりだったらどうでしょう。
傷つく事もなく、気にもしないので、適当にやり過ごします。
あなたにはどう写るでしょう。大らかな男性と写るかも知れません。
欠点が愛する人を傷つけることはありません。
欠点を気にしすぎる自己否定感が愛する人を傷つけボロボロにします。
彼は傷つけられボロボロなることから身を守るためにあなたから離れるしかなく、あなたは恨みます。
恨みは否定感とひとつになって、憎しみから、間違った恋に身を沈めます。
間違った恋からは、やがては、あなたを傷つけた親と同じ言葉が聞こえて来るでしょう。
そうして「私なんか」という気持ちは強くなってしまうのです。
欠点を直そうという気持ちは大切ですが、それも程度の問題です。人は誰でも欠点がある。その裏返しで長所もあるのです。
あなたを愛した彼は親とは違う人であることも忘れないでください。
幸せはあなたの手のひらにあります。
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