2011年10月27日木曜日

ライフスキルで人生脚本を書き換える力を作る

自分でも気がつかない人生脚本は無意識の内に五感を通じて入り込んでいます。無意識だから書き直しが厄介なのです。しかし対抗手段は意識を使う以外にありません。意識して書き直せば人生は変わります。自分が思うような人生も可能です。生きる構えを明確に意識して、やがて人生脚本を書き換える力にするのです。

しかしそれには正しく意識できる基礎的な力が必要です。私たちはすでに所有していますが、潜在したままになっていることも少なくありません。そこでまず顕在化しているスキル、潜在したままのスキル、その両方を顕在化することが必要です。

その基本となる力が自他肯定の構えです。自分と他者に対する肯定的な考え方、人間関係のスタイルを基礎にしたライフスキルの総和によって基礎的な力、その発展した力として人間力が使えるようにするのです。しかも自分だけでなく周囲の人にも好ましい影響を与えることができるようにして、幸福な人生、幸福なチームが作れるようにしていくのです。

ご説明しているようにライフスキルには、大きく分けて5つあり、自分自身を成長させるスキル(コミュニケーションスキル)、磁力のある目標を設定できるスキル(目標設定スキル)、PDCAサイクル(計画・実行・確認・反省)を使いこなすスキル(ストレスマネジメントスキル)、何をどうしたいのかを明確に出来る整理整頓、準備するスキル(意志決定スキル)良い行動を習慣化するスキル(自己認識スキル)があります。

[肯定的な構え/生きる構え]
人間力開発のスタートは、肯定的な考え方と構えです。肯定的な構えとは、自分自身と周囲の人の人間力の素晴らしさを認め、感謝する心です。そして、あらゆる出来事は自己成長のチャンスであると発展的に受け止め、コミュニケーションできるスキルの基礎になるチャレンジを楽しめる心です。


【自己成長力/コミュニケーションスキル】
リーダーは、人を動かす以前に自分自身を動機づけます。肯定的な構えをベースにして、自分と他者の内なる無限能力を信頼します。そして自己成長する方向を自覚し、積極的に行動します。


【磁力ある目標/目標設定スキル】
自分の強みを生かし、周囲の人々に喜びを与えるワクワクする、磁石のように自分と周囲の人々を引きつける磁力のある目的と目的を具体的にした目標を持ちます。


[PDCA (計画・実行・確認・反省)/ストレスマネジメントスキル]
PDCA とは4つのステップからなる世界共通のマネジメント手法です。目標に向かつて行動しますが、効果的な行動をするために、計画を立て行動し、いまこの瞬間に全力集中します。その結果を確認して、反省による改善をします。



【整理整頓・清掃・準備/意志決定スキル】
整理整頓・清掃・準備は意志を強固にして持続を可能にする重要な作業です。情報、資料や物、人間関係を整理整頓し、何をどうしたいのかを明確にして、自分の周囲の資源、すべてを活かします。


【良い行動を習慣化する/自己認識スキル)】
自分を知り、自己成長に役立つ考え方や良い行動、人間関係を習慣化します。無意識の習慣が働いているので、自分を知ることは、決して容易ではありませんが、自分の行動や感情の動きを客観的に見る習慣を持つと認識することができ、そこから好ましくない習慣を変える力になります。

以上のスキルによって「自己成長力」を高め、「幸福な人生」を創造します。さらに幸福を拡大するには、周囲の人々と良い関係をつくる「人間関係力」が大切です。
つまり他者とコミュニケーションするように、自分とのコミュニケーションも重要で、そのあり方で自分をフルに機能させることができるのです。

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